2017年 09月 22日 ( 1 )

 

「梟の城」

朝から快晴。天高く○○肥ゆる秋らしい青空だ。
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それでも、昼過ぎからは全天雲に覆われ、今夜は雨の予報だ。




さて、7月につい読んでみた和田竜の「忍びの国」を読んで、内容の薄さにガックリしていた。
「忍びの国」が天正伊賀の乱を題材に伊賀の忍者達の物語だったのだが、今般司馬遼太郎が描いた忍者の世界の小説「梟の城」を取り寄せた。
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太閤秀吉により釜ゆでにされた石川五右衛門は、伊賀の石川村生まれの五平だったとの説にも通じる登場人物も描かれている。しかし、司馬遼太郎の初期の作品であり、その後の「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」、「峠」、「燃えよ剣」、「覇王の家」、「菜の花の沖」などなどその後の司馬遼太郎独特の歴史観は全く漂っていないのだ。
伊賀忍者同士の暗闘や太閤の「吉野の大花見」の裏舞台での甲賀・伊賀の戦いなど、忍者の世界の読み物としては面白かったかな。

あらすじ・内容
織田信長によって一族を惨殺された怨念と、忍者としての生きがいをかけて豊臣秀吉暗殺をねらう伊賀者、葛籠重蔵。その相弟子で、忍者の道を捨てて仕官をし、伊賀を売り、重蔵を捕えることに出世の方途を求める風間五平。戦国末期の権力争いを背景に、二人の伊賀者の対照的な生きざまを通して、かげろうのごとき忍者の実像を活写し、歴史小説に新しい時代を画した直木賞受賞作品。

by Koppe3T | 2017-09-22 16:51 | 映画・読書 | Comments(0)