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日野湧水めぐり

梅雨入り前の爽やかな陽気に恵まれた昨日、日野の湧水をめぐるウォーキングに参加してきた。

出発は、京王線「平山城址公園駅」から。まずは、浅川の堤防沿いへ。堤防の脇には早速湧水の流れだ。
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そして、陣馬山を源とすると云う多摩川の支流である「浅川の眺めだ。川幅も丁度いいし、橋から見る水の流れも清らかで、泳いでいる鯉などもはっきり目視できてしまうのだ。これは、豊田用水取水口から下流を眺めた浅川の流れである。
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さて、豊田用水である。戦前は別荘地であったと云う家並みの南側を流れている。用水の幅も2m以上あり水量も十二分に流れている。その昔は洗い物に使ったであろう洗い場が用水に残っており、その時代の生活感を感じることができたのも嬉しい。
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丘陵に囲まれ「湧水」が多い地域で、ここは、豊田に残る「中央図書館下湧水」である。湧き出る湧水が実に清らかである。東京の名湧水57撰にも選ばれた湧水で、毎秒17リットルの湧水量があるとのことだ。
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豊田用水に沿って下ると、立派な黒塀の邸宅だ。この辺りは富農が多かったのであろう。昔ながらのお宅は各家の敷地が広々としているのだ。江戸期、天領だったことも一因なのであろうか。
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そして、そこかしこに「湧水路」が流れていたな。
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路傍のお地蔵様。上野浄名院の銘と「第七千五百七十一番」のナンバリングが刻まれている。他の地にも違うナンバーのものがあるに違いない。
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こちらも旧富農であろうお宅の、糸杉である。この糸杉は遠くからも目立つし、その高さも細めに脇に広がらない枝ぶりといい、一見の価値があるな。
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豊田村の領主であった大久保忠良が承応元年(1652)に創立したと云う「若宮神社」である。
狛犬は、寛政九年(1797)奉納の狛犬である。風雪の長きを思わせてくれる風化の具合である。
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昔は、地区の子供たちが駄菓子やアイスを買いに集まり賑やかであったであろう村のお店屋さん。
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旗本 大久保忠良が開創したと云う「大久山善生寺」である。本堂の柱は1810年のものとのことだが、屋根は茅葺きだったものを銅板葺きに改築してある。
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境内の裏山には、善生寺350年時に建立された「大仏様」が鎮座している。大仏様の袂まで登って行けるのだ。
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境内のお庭の狸さん。誰かに似ているな(笑)。
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また、こちらにも狸さんだ。
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更に、豊田用水の流れに沿って進むと、こんな可愛い赤レンガのアーチ橋を入り口とするお宅や、この地域では実に珍しくなった田植えが終わった田圃が現れた。田圃のすぐ側まで宅地が迫っていて、流石に東京都下の稲作であるな~~と感じた一枚の水田であった。
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用水路で遊び飽きたのだろうか、鴨の番がネギ畑に這い上がってお昼寝中~~~。みんなで近寄って驚かせてごめんね~~~。
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真言宗 延命寺である。運慶作の延命地蔵菩薩が秘仏とのことであるが、住職が代替わりの時一度だけ開扉されると云う、秘仏中の秘仏とのことだ。
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境内には、日野七福神の「寿老人」が祀られている。また、文明二年(1470)の板碑(板碑)が残されていた。室町期に民間に流行した板碑信仰であるが、日野市に残っている唯一の板碑とのことであった。
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日吉山王権現を祀った日枝神社とムクノキである。ムクノキは、樹齢300年と推察され樹高23メートル幹囲4.45メートルで日野市の天然記念物である。
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さて、浅川の堤防に戻り、川の上流と神馬山方面を望む。宅地化が進む浅川流域であるが、素敵な浅川の流れと山々は実にいい風景である。
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最後に訪れたのは、「七生中学校」の校庭の更に奥にある「自噴水」である。事前に学校の許可も取得して頂いており、校庭や体育館で部活動に汗を流す生徒さんに「おじゃまします。」と自問しながら進むと、一日3000トンの吐出量と云う「自噴水」だ。
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流石に、「日野の2トン」の地域だ(笑)。日に3000トンとは、災害時にも十分使えるであろうし、当学校では、湧水を校庭脇までひいて、「自噴井戸活用水辺ビオトープ」として整備しているのである。水は澄み切って綺麗で、水面には無数の「アメンボ」君だった。
帰路、部活動中の校庭の端を通行中には、こちらがおじゃましているのに、上級生が下級生に私達の通行を気遣う掛け声を掛けてくれて、有りがたいことと感じ入った次第である。
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さて、最後は、浅川を右に見ながらウォーキング終了地へ。梅雨入りまえの晴れ間ありの土曜日の午後、素晴らしい日野の湧水めぐりであった。足が痛い中案内くださり、ありがとうございました。また、最後まで一緒に歩いて頂けた皆様、ありがとうございました。打ち上げでは、17年ピュアモルトのニッカ・ウイスキーが美味しくて少々飲み過ぎたかも(笑)。
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by Koppe3T | 2015-06-07 12:29 | ウォーキング・散策 | Comments(6)  

Commented by 姉さん at 2015-06-07 18:09 x
素晴らしいレポートありがとうございます。
あまりちゃんとした案内もできませんでしたが、いつになくゆっくり?と歩くことができました。
せかせかせずあれぐらい余裕がないといけないですね。
ピュアモルトも堪能していただけたようで良かったです。
特別ブレンドの黒混じりのビールも美味しかったです。
Commented by Koppe3T at 2015-06-07 18:33
姉さん>

ゆったりと歩くことができて、私には丁度良かったです。
それにしても、住宅化が進む地域ではあっても、流石に元天領の農村のゆとりを感じることが出来たエリアでした。
用水の造りしかり、湧水の残し方しかりでした。

スペシャル・ブランも美味しかったですね~~~!!
痛む膝をおしての案内、ありがとうございました。
Commented by ms.koronba at 2015-06-07 19:49 x
昨日はお疲れ様でした。
沢山の写真良く撮れてますね。
資料に基づいた解りやすい説明に、
見落とし、聞き逃しがクリア出来ました。
日頃、田舎の風景は見慣れてますが、
あれだけ沢山の鯉達がすみやすい環境の、
日野の溢れる湧水には癒されましたね。
腕のいい庭師さんによる変わった木や、
楽しいオブジェ、大仏まで~
浅川には郷愁を感じ、命の洗濯が出来た思いです。
笑い溢れるお散歩と打ち上げも楽しかったです。
私は最後にオチがあり、お世話かけました。
有難うございました。
Commented by Mr.Raccoon at 2015-06-07 20:17 x
土曜日は、はるばる遠いところからお疲れ様でした。(私は集合場所までバスで15分と近いのでとっても楽でした。)
しかし、コッペさんのお人柄なのでしょうか、久々お会いしたのにすぐにいつもと変わらぬ会話が楽しめました。次回もよろしくお願いします。
Commented by Koppe3T at 2015-06-08 17:20
ms.koronbaさん>

土曜日は、お疲れさまでした。
地図付きのレジメが準備されていて、日野の湧水の清らかさも然り、浅川の綺麗な流れ然り、素晴らしいコースでした。ホント癒されましたね。
北総と違いバックに高い山々を背負っているので、風景も癒しになりました。

最後の最後に災難でしたね。どうぞ、大事になさってください。
Commented by Koppe3T at 2015-06-08 17:24
Mr.Raccoonさん>

2時間半近く掛けて行ってもお釣りがくる内容のコースに大満足でした。
平山橋欄干の「カワセミ」から始まって、容疑者M、パコーンなどなど歩きながらのトークは楽しい限りでした。

また、次回もどうぞよろしくお願いいたします。

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