そうかそうかの草加宿と草加松原ねえ散歩~

ひな祭りの日の土曜日は、絶好のお日和の中、日光街道の江戸から第二の宿として栄えた草加宿を歩いてきた。

出発は東武スカイツリー・ラインの「草加駅」からだ。早速、駅前で煎餅の語源にもなったと伝えられる「おせんさん」の像にご挨拶だ。このおせんさんが、茶店で余った団子を焼いて売ったのが名物となり、今や草加と云えば「草加せんべい」とまで知名度が上がったんだよな。
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草加は谷古宇郷と呼ばれた1200年代から記録が出てくるのだが、江戸期になり、新田開発や日光街道の宿場になったころから綾瀬川の水運と相まって発展してきたようだ。

天正年間(1572~1590)、大宮氷川神社から勧請され、明治になり草加神社となり、草加の総鎮守になっている草加神社である。
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境内の梅も満開で、香りが立ち込めていたな。
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境内には、今の鳥取県米子管区や島根浜田管区で昭和47年まで活躍した蒸気機関車C56が保存されているのだ。会の鉄道の第一人者からの流れるような素晴らしい説明にメンバー一同、大納得だ。「炭水車の上方両側を切り取り後部の見通しを良くしている・・・」のくだりは、完璧な説明で大納得でもあった。
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さて、日光街道である。
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今は、草加市役所になっているが、ここが江戸期の豪商「浅古家」の敷地だったエリアで、街道沿いに浅古地蔵堂」があり、子育て地蔵を祀っている。
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こちらは浅古家の蔵で、明治末のものとのことだ。
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宿の中ほどにある「八幡神社」である。ここの獅子頭は高さが84cmもあるもので、舞には使わず山車に鎮座され町内練り歩きにお目見えだったとか。
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この神社の参道には、実に気になる掲示が???「終」???何だろう?また、お面の中には防犯カメラだ。
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宿の中央あたりに残る出桁作りが美しい昭和初期の商家「藤城家」である。国の登録有形文化財である。
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旧草加小学校校舎である「歴史民俗資料館」である。大正15年の築で平成20年に国の登録有形文化財に指定されている。
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内部には、草加宿のジオラマや綾瀬川から出土したと云う縄文期の丸木舟や土器など草加のありとあらゆる歴史的な器具や文献が展示だ。
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大川図書家伝来の板碑(弘安6年(1283))の弥陀一尊板碑も。小田原北条家の浪人で、その後草加の新田開発や農業奨励に尽力した大川図書が小田原城落城のおり、背負って持ち出したと云う板碑なのだ。
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季節柄、お雛様や吊るし雛が見事だ。
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東福寺である。大川図書が1606年に創建した真言宗のお寺さんである。本堂・山門・鐘楼などが江戸期の建造物と云う。
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本堂の透かし彫りが見事でした。
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さて、草加と云えば「草加せんべい」。志免屋さんで草加せんべい焼きに挑戦だ。
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3秒ごとにひっくり返し、焼けてきたら鏝で押しながら更に焼いて、醤油を縫って出来上がり~~~。
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焼き上がりを早速頂きました。香ばしく実に美味でした。。やはり、手塩にかけたもんは言葉になりません。


草加宿の北の外れに鎮座する「神名宮」である。1615年からの宮である。
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ここには、明治9年に設置された「高低測量几(き)号」が彫られているのだ。現代の水準点なのだ。
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1628年に伝右衛門が開削した川の伝右(でう)川だ。昔の御大尽は、個人の資産を費やしてこんな川まで開削してしまうあたりが素晴らしい。
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綾瀬川の袂には、「奥の細道」で芭蕉に随行した芭蕉の門人である曽良像がお見送りだ。
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伝右川と綾瀬川の間に造られた煉瓦造りのアーチ型水門である。写真のは明治27年に再築されたもので、昭和58年まで使われていたんだよな。
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札場河岸公園である。綾瀬川の水運を河岸再現したもので、近くには芭蕉の像も奥州への旅に思いを馳せているようだ。


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園内には、望楼も再現されているのだ。螺旋階段を登るとこんな景色だ。綾瀬川を行き交う舟は勿論のこと、遠くまで望めたな。
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さて、「草加松原」である。旧日光街道沿いに植えられた松並木であり、本格的に松並木となったのは1792年のことだと云う。

昭和になり排ガスの影響でかなり寂しくなっていたのだが、車道を付け替えるなどして今の素晴らしい松並木を回復して今に至っているとのことだ。
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松の幹には菰も巻いてあり、害虫対策も万全だね。


この矢立橋からの松並木の眺めがベスト・ビューなのだ。
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月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」芭蕉。
人生も旅人であるな。


今回も実に興味深いコースを、ありがとうございました。
ご一緒に歩いたり煎餅やいたり楽しい打ち上げも含め参加の皆さまにありがとうである。





by Koppe3T | 2018-03-05 13:53 | ウォーキング・散策 | Comments(6)  

Commented by ねえさん at 2018-03-05 19:25 x
そうかそうかの草加宿アップありがとうございます。謎の参道の八幡様、大事な遺物が無造作に置かれている歴史博物館、やっぱり美味しい草加煎餅、日光街道の雰囲気を味わえる草加松原などコンパクトではあるものの見所も多い草加でしたね。
何より4時半からの打ち上げが出来る目利きの銀次も嬉しかった~。打ち上げも大笑いで近所迷惑!?
Commented by デゴイチ at 2018-03-05 20:18 x
たいした説明もしておりませんので恐縮です。
私は、歴史資料館の黒板がなつかしかったです。
コッペさんのコメントは、いつもわかりやすくて楽しいです。
Commented by Koppe3T at 2018-03-06 14:05
ねえさん>

土曜日は、案内ありがとうございました。
千住宿の次の宿場町草加は、見どころ多く感激でした。しかも、草加煎餅の実体験まで出来て喜んでいます。
そして、4時半からのビール・タイム~~~は、最近衰え気味の私には超ウエルカムでした。
Commented by Koppe3T at 2018-03-06 14:11
デギイチさん>

そうですね~、小学校の教室には懐かしさが150%でした。
最終授業は毎日「体育」になっている「時間割」も楽しい小学校だったようです(笑)。

C56の場面での参加者の疑問にも、スラスラと名回答が出てきて、実に感心したしだいです。
Commented by おせんさん at 2018-03-06 18:05 x
懐かしさを感じる草加は見所も沢山ありましたね。
カメラ片手にお煎餅焼くコッペさんのお煎餅はいい色に焼けてましたね。
望楼の螺旋階段アップ有難うございます。昇った気分になれました(笑)
4時半からの打ち上げも貝類焼きもあり、楽しく笑いっぱなしのねぇ散歩お疲れ様でした。
Commented by Koppe3T at 2018-03-06 18:13
おせんさん>

土曜日はお疲れ様でした。
せんべい焼きは鏝を持ったシーンを撮れないのが心残りでした(笑)。多分3秒の数え方は少々早すぎたのでと思っております。
打ち上げ会場の料理は珍しいもんも出てきて楽しく盛り上がりましたね。

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