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2016年 09月 20日 ( 1 )

 

大田区湧水散歩~~~

先々週の土曜日は、残暑厳しい日であったけれど、大田区湧水散歩に参加だった。

出発は、多摩川駅。まずは、駅傍の「田園調布せせらぎ公園」だ。大正14年開業の「多摩川園」と云うジェットコースターやメリーゴーランドなどがあった遊園地の跡地でもある。急峻な崖地にあり、湧水や滝が子供たちの憩いの場になっている。子供たちザリガニ釣り興じる姿もあったりだった。
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このモミジの奥に落ちる一筋の滝がなんともいいな。
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崖地の下には田圃もあり、時期的に稲穂が垂れ下がっているし、害鳥から稲を守ろうと案山子が可愛い。
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崖を登り中原街道を横切ると多摩川にかかる「丸子橋」だ。この中原街道、良く耳にするのであるが、旧相模国平塚の中原まで通じていたから「中原街道」。今回初めて知りました。
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この丸子は江戸期「丸子の渡し」で有名なところでもあるが、この丸子橋より200mほど下流にあったと云う。
また、初代丸子橋の親柱(昭和9年の銘版も残っている)が残されているのだ。
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丸子橋の袂には「六郷用水」の一部が再現されて残されている。六郷用水は家康の命で慶長2年(1597)より14年をかけて開削された用水路である。
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用水路の岸には亀さんたちが甲羅干し~~~~。
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文禄3年(1594)創建と云う「真言宗智山派東光院」の実に珍しいステンドグラスは嵌め込まれた清め場である。羽ばたく鳳凰が鮮やかだ。
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鎌倉時代に創建された「蜜蔵院」である。江戸期になって廃れた庚申塔ではるが、寛文元年(1661)と云う江戸初期の庚申塔が残されているのだ。
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天文4年(1535)創建と伝わる「御嶽神社」である。かの木曽の御嶽山信仰にまつわる神社であり、境内には「霊神の杜」や「杜の霊神水」が残されている。
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本殿前に鎮座するのは狛犬ならぬ狛狼と云うのが、いかにも木曽の御嶽山風である。
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この境内では、虻に刺されて腫れてしまった参加者もいて、深山深い森を体感でもあったな。


ここから、東急目蒲線「御岳山駅(おんたけさんえき)」から「洗足池駅」まで、楽しい電車移動だ。
都内に「御嶽山」と名がついた駅が有るというのも初めてで、実に新鮮だったな。
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地名は千束なのだが、駅名は「洗足」おんは同じでも漢字は違う?。不思議だな~~?と思いきや、しっかり説明があり、平安期は千束の稲が租税から免除されていて千人の僧を招いて供養を行う費用に充てられていたのだが、かの日蓮上人様が身延山から池上氏の館へ向かう途中、この池(洗足池)で足を洗ったと云うことから「洗足池」となったとのことだ。で、千束だったり洗足だったりのようだ。
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この洗足池は、実に風光明媚な風情であり、江戸期の広重江戸名所百景にもこんな感じで描かれているんだよね。
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この広重の絵の中央に描かれているのが、「袈裟掛けの松」だ。前述の日蓮上人がこの松に袈裟を掛けたと云う由緒ある松である。この松は何代目になるんだろうか?松を守る為に「御松庵」まで建てて守ってきたのが重みがあるね。
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この洗足池周辺には多くの歴史的なものが残っているのも嬉しい。
こちらは、「御松庵妙福寺」である。袈裟掛けの松を守る御松庵と妙福治が併合されたお寺さんである。寺門から続く竹林が風情満点であるのだ。
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そしてこちらは、晩年勝海舟の別邸であった洗足軒の跡地である。
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また、かの江戸無血開城を果たし歴史に名を遺した勝海舟のお墓も池のほとり近くに建っている。勝は妾多くその子らも育て苦労した民子夫人の遺言に反して孫が勝の隣に改葬されて並んでいるのである。
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こちらは、勝海舟が西南の役に斃れた西郷隆盛の死を悼んで建立した南洲公留魂詞である。
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池を見下ろす丘に建つ「千束八幡神社」である。貞観2年(860年)のこの地の総鎮守としで宇佐八幡から勧進された神社である。
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境内には源頼朝が阿波国から鎌倉に向かう時にこの地に宿営したところであり、この傍には名馬池月が現れたと云う池月も鎮座だった。

洗足池にかかる池月橋である。優雅な橋であるな。
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当日は集合の多摩川駅に着く前からお腹の具合が良くなくて最後まで歩けるか不安最高潮(笑)。集合までに時間があったので、エアコンの効かないせせらぎ公園でお腹を落ち着かせてからの参加と相成った。一時は途中リタイアも脳裏をかすめたけれど最後まで完歩出来て良かったな。

今回も、見どころ満載・興味深々なコースの案内をしてくれた姉さんに感謝である。総勢17名での打ち上げは半端ない盛り上がりで、実に楽しい打ち上げだった。
あの料理数。量であの料金はなかなか有り得ないね。

ご一緒頂いた皆様にもありがとうである。

by Koppe3T | 2016-09-20 15:05 | ウォーキング・散策 | Comments(6)