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2019年 11月 15日 ( 1 )

 

天城の旅① 湯ヶ島温泉・川端の宿

1泊2日で、伊豆・天城へ行ってきた。

1日目は、小田原から箱根新道を登って、箱根峠から三島へ。伊豆スカイラインが先の台風の影響で通行止めだったので、国道一号線で三島方面へ向かったのだった。

国道1号線を下って行くと国道沿いに見えてきた「三島スカイウォーク」でコーヒータイムの休憩~~。
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この三島スカイウォークは橋桁間の長さが400mで、日本一の長さを謳っているらしい。少々お高いとは思いながらも、1100円/人の通行料を支払って渡ってみた。三島・沼津更には駿河湾が遠望できる。晴れていれば、Best View in Japn!と誘っている富士山が望めるらしいが、曇りで見えず。
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う~~~ん、1100円で渡ってみるほどの吊り橋かな?と云う感じだったな。全て民間資本で建設した点が売りなんだろうか?



さて、天城へ向かうと天城越えで有名な「浄蓮の滝」だ。ここでは、伊豆の踊り子さんと学生さんが早速旅情を盛り上げてくれる。
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滝つぼ近くまでの下り階段が長い。タモリさんも番組でぼやいていたな(笑)。
そして、伊豆半島の歴史では欠かせない「柱状節理」も立派だ。
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滝の下流には伊豆の名物「わさび田」だ。タモリ、東京を出るのポスターが貼られた山葵専門店で、早速山葵をお買い上げ~~~。
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さて、今回の旅は「伊豆の踊子」コースを歩くことが目的の一つとしていた。旧天城トンネルへ向かう旧道を歩くべく、現在の国道脇のParkingに車を停めて片道2キロほどの林道を徒歩で登る。
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「伊豆の踊子」の冒頭に書かれている、「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づた思ふころ 雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓の私を追って来た。」の雰囲気満点の登りが続く。道の両側は急峻な崖で、樹木が鬱蒼と林立だ。
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途中に建立されている伊豆の踊子文学碑も苔むしてお迎えだ。
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まだかな~~~?と思う頃、旧天城トンネルが見えてきた。ふぅ~、である。大正時代はこのトンネルの袂に踊り子と学生さんが休んだ茶屋があったらしい。
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明治37年完成の445mのトンネルである。南伊豆と外界を結ぶ偉大な夢のトンネルだったんだよな。
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河津町側までトンネル内を歩く。現在内部は数十メートルおきに照明もあるし、足元もしっかり固められている。
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46年ほど前に訪れた時は、照明もないし、路面はあちこちに大きな水溜りがあり、靴を水溜りに取られ難渋したことを思い出していた。その時は、この出口から更に下って七滝を巡って湯ケ野温泉まで10キロほども歩いたんだよな。健脚だったもんだ。)
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さて、車まで同じ道を戻り、新天城トンネルを通り河津町へ。有名な河津七滝ループ橋をグルグル回って下りる。旧道から見上げるループ橋である。ループは二重だった。初めて走る道であった。
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そして、七滝で一番落差が大きい大滝だ。この滝は大滝温泉の個人所有のようで、河原までは降りれなくなっていた。
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さて、お宿は湯ヶ島温泉。川端康成が「伊豆の踊子」を執筆し、ノーベル賞を受賞後も度々宿泊していた「湯本館」だ。
川端(小説では学生さん)が踊り子をじっと見つめていたという帳場のそばの急な階段もそのままだ。
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また、川端康成が長期滞在したという2階の部屋も「川端さん」と称してそのまま保存されているのだ。
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また、廊下には懐かしい映画のポスターも。
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また、秘湯を守る会の宿でもあるこの宿は、狩野川べりに露天風呂があり、狩野川を眺めながら野趣満点の露天を楽しむことができるのだ。混浴なのだが、宿の暗黙のルールで、露天へ向かう出口にスリッパがあると先客ありと認識し、そこのァーロビーで待つシステムになっているのが嬉しい。夕食時、サーブしてくれた女将さんに伺うと先月の台風時は増水でこの露天も完全に水没だったそうだ。
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伊豆の踊子コースも歩き、執筆された宿に泊まり、野趣満点の露天風呂にも浸かり、伊豆の名物猪鍋や鮎の開き、伊豆の海で取れた刺身や山葵料理に舌鼓の夜だったな。

昔ながらのこじんまりした山の中のお宿で、狩野川の川の音を聞きながらお部屋に備えつけの「伊豆の踊子」を読み耽っていた。
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by Koppe3T | 2019-11-15 17:43 | 旅・旨いもん | Comments(0)